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「うつくしま福島の会」代表・防災士:今こそ福島に目を向けて

諏訪園厚子さん
会社経営(霧島市)

今だからこそ福島を見て、福島のものを食べ、買ってほしい―。東日本大震災から6年、鹿児島に住む福島県出身者らでつくる「うつくしま福島の会」代表として4月、5回目の福島復興支援ツアーを率いた。原発事故による避難指示が一部解除されて間もない生まれ故郷、浪江町も訪れた。

津波の犠牲者を悼む慰霊碑、放置され住めなくなった家々や今なお残るバリケード。震災と原発事故の惨状を訴えた上で、参加者にこうも呼びかけた。「日本はどこで地震が起こっても不思議ではありません。行政の救助を指す公助、地域で助け合う共助、そして自助と言われますが、大災害では公助がすぐに来られない。皆さん、3日分の備えをしてほしい」

福島復興支援に奔走

2011年1月、霧島市内で会合中のこと。「ボーン」と音がしてぐらぐらっと建物が揺れた。「最初皆が口にしたのは、『桜島はどっちけ?』、次に『何であっちから煙があがるの?』でした」。思いもよらない新燃岳の噴火だった。

そして3月11日、東日本大震災。10日ほど後にようやく当時、両親が住んでいた福島市に駆け付けた。目にしたのはうねる道、天井が落ちた駅、給水車に並ぶ人の列。以来、鹿児島在住の同窓生らと「福島の会」を発足、避難や子どものホームステイ受け入れと、故郷の支援に奔走した。

霧島市防災協会の会長に指名されたのは、そんな中。災害は他人事ではないと実感したのに加え、会長として挨拶の機会が増えた。「人前で偉そうなことを言うからには」と分厚いテキストを取り寄せ、防災士の資格を取った。

知識持ち万一に備えを

本業は、ホテルなどの経営。35歳でバイク免許、40代で大型バイク免許を取りモンゴルツーリング敢行、体力維持のため始めた空手は黒帯、とその行動力を物語る逸話に事欠かない。

東日本大震災の全容を知るほど防災教育の必要を痛感。今、各地に広まる「防災運動会」に注目している。種目はバケツリレー、「火事だ」「逃げろー」と叫ぶ大声コンテスト等々。「お仕着せでなく、地域主体でできれば。身近に車いすの人や高齢者がいる、など情報共有にもつながる」と実現へ考えを巡らせている。

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諏訪園厚子(すわぞの・あつこ)さん
プロフィール

福島県浪江町生まれ。双葉高校、早稲田大学卒業後、結婚で鹿児島に。専業主婦だったが1男1女の子育てが一段落したのを機に、夫の会社を手伝い始める。現在、アパホテル鹿児島国分、鹿児島天文館など運営するSWAN代表取締役社長。2012年から霧島市防災協会会長、14年防災士に。マナーアドバイザーとしてマナー講座やマナーアップ研修も引き受けている。自宅は鹿児島市。

今これに夢中です
「水泳」

もともと金づち。孫のベビースイミングに付き添っていたら、孫に「泳げないの?」と指摘されて一念発起、今年初めから自分も習い始めました。クロールと息継ぎができるようになるのが目下の目標です。風邪をひかなくなり体調もいいです。

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鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

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