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食品加工製造・開発:安心安全なベビーフードを目指して

かごしま有機生産組合・山崎悦美さん

山崎悦美さん
かごしま有機生産組合(鹿児島市)

オレンジやベージュの色鮮やかなペーストが入った小瓶。おしゃれなジャムのようだが、よく見ると「ベビーフード」の英字、そしてふたには「有機JASマーク」が。農薬、化学肥料不使用など農林水産省が定める有機JAS認証を得た、安心安全なオーガニックの野菜を使用した証しだ。有機JASのベビーフードは、国内で数社しか生産していないという。

有機JAS認証ベビーフード開発

かごしま有機生産組合は、有機農業者約170人を束ね、農産物の卸・販売を手掛ける。

その直営店「地球畑」の加工チームリーダーとして、ベビーフードを手掛けた。「もともと有機野菜には馴染みがなかったが、実際に食べてみると味も甘味も違う。家庭で作るのと同じように、塩など調味料も何も入れず作りました」

有機JAS認証のベビーフード

出産後の再就職で昨年4月に入社、ベビーフード開発を任された。糖度計、pHメーターなど分析機器や備品をそろえることからスタート。「添加物を入れられない分、品質管理がシビア。不安でした」。

鹿屋市にある、県の農産物加工研究拠点、大隅加工技術研究センターまで車で通ってテストを重ね、助言を受けた。ポイントは殺菌法。試作、分析と四苦八苦した末、一年がかりで納得のいくものができた。

手作りのような安心で優しい味を

食品開発職の経験があり「もともと仕事人間」だった。「大きな会社と違い、加工場の掃除から発注業務まで何でもやる。営業、経理、デザイン各担当者の動きが分かり、原価計算や取引先など全体が見えるし、チームとして一緒に組み立てていくのが楽しい」。時には、地球畑の店頭に立ち、試食販売の売り子も。

下ゆでした野菜を添えたり、ジャムを豆乳で割ってみたり、提供の仕方も工夫次第。「おいしい」「こんな食べ方もあるのね」との声が直接聞ける。自然食や菜食など原材料にこだわる消費者から学ぶことも多い。

大分県の農家生まれで、自宅の目の前は田や畑。川で魚を取り、田んぼでかくれんぼをして育った。おやつは漬物、野菜もみそも自家製が当たり前だった。「手作りのものをあげたい」という、栄養士、そして母としての思いを根底に「今後も少しずつ商品をあたためていければ」と語る。

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山崎 悦美(やまさき・えつみ)さん
プロフィール

大分県宇佐市安心院町生まれ。地元の高校を卒業後、福岡市内の大学の管理栄養士専攻に進む。卒業後、福岡の食品会社で開発業務を7年、大学の学生食堂で管理栄養士を5年経験。結婚後34歳の時に、夫の故郷である鹿児島に転居。36歳で長女を出産。専業主婦生活3年半を経て「そろそろ仕事をしたい」とハローワークを訪れ、2016年4月かごしま有機生産組合入社。地球畑企画課加工チームリーダー。

直営店「地球畑」:http://www.chikyubatake.jp/

オンラインショップ:http://www.chikyubatake.com/

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近所の温泉によく行っています。仕事と子育てで自分の時間はなかなか持てないので、ちょっとでも時間があれば温泉に行ってリフレッシュしています。

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