
今宵は『散歩茶屋 四季膳かこい』にて
ライター鯱の酒場放浪記(鹿児島市永吉)
鹿児島アリーナ近くの静かな住宅地。ランチ客でにぎわう店は、夜は居酒屋になる。
天文館で日本料理店を営んでいた栫祐嗣さんが、19年前、生まれ育った街に自宅兼店舗を構えた。40人ほどがゆったり座れる座敷には、趣のある和たんすの上にテレビがあり、自宅のようにくつろげる。
日本料理店の頃から変わらない味の「サバのみそ煮」(780円)や「チキン南蛮」(同)が自慢。自分で釣った魚を手に訪れる常連客もいて、4席のカウンターの隣には“タイ釣りの名人”。
「昨日釣れた」というタイが、刺し身と煮付けになって目の前に並んだ。
「散歩の途中に立ち寄って1杯飲める場所に」と名付けた店。6杯ほどビールを飲んでいたら、閉店時間を越え、祐嗣さんの姿もない。
「もう自宅で寝ましたよ~」と、妻の千鶴代さん。実家に帰ったような温かな時間だった。
- 酒場DATA ※価格は税抜き
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- ビール:生ビール/500円
- 焼酎:1杯/500円
- 飲み放題コース:3,000円~
- 飲み放題のみ:1,500円
- ビールも飲み放題:上記の料金でOK、コースは4,000円~
- 女ひとり酒レベル: 茶帯
- お手洗い:洋式
※女ひとり酒レベルは、ライター鯱の主観です。
白帯 :女ひとり酒の客多し
紫帯 :ドアを開けば笑顔で歓迎
茶帯 :1回行けば、あら平気♪
黒帯 :女は度胸! 心が強いのか鈍感なのか