
牛肉と野菜の簡単トマト煮込み
栄養抜群!! 仏家庭料理を簡単アレンジ
フランスの家庭料理「ブフ・ミロトン」は、ポトフの残り具材を刻んでリメイクしたのが原型といわれます。
今回はキノコや豆類を加えて、家庭でも簡単に作れるようにアレンジしました。簡単にできるのに栄養バランス抜群。ゆでたショートパスタと絡めたり、チーズをかけてオーブンで焼いたりといろいろな食べ方が楽しめるのも魅力です。
牛肉と野菜の簡単トマト煮込み
- ~材料~(4人分)
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- 牛こま切れ肉:200g
- ベーコン:1枚
※1cm角にカットする - タマネギ:1個(200gくらい)
- シメジ:1/2個
- 五色豆水煮:1缶(150g前後)
※豆の水煮なら何でも可 - トマト水煮缶:1/2缶(約200g)
※ダイスカットの物 - 赤ワイン:100cc
- 水:300cc
- チキンブイヨン:8g(固形ブイヨン1個)
- ケチャップ:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- ローリエ:1枚
- バター:10g
- 生クリーム:大さじ1
- ピクルス:大さじ1弱(好みで)
- 塩こしょう:適量
- サラダ油:適量
- パセリみじん切り:適量
- ~作り方~
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- タマネギは繊維にそってスライスし、シメジは石突きを取って半分に切ってほぐす。
- フライパンにサラダ油を引き、温まったらタマネギを強火で炒め、しんなりとしたら中火で薄茶色になるまでしっかりと炒める(約7、8分)。
- 別のフライパンを用意し、油を引いて塩こしょうで下味を付けた牛肉を強火で炒める。
②と③の作業を同時進行で行うと時短になります。 - 肉に焼き色が付き火が通ったら、シメジとベーコンを入れて中火で2、3分炒める。
- ④に②のタマネギと五色豆を入れ、赤ワインを注ぎ強火にして1、2分沸騰させ、アルコール分が飛んだらトマト缶を入れ酸味を飛ばすように2、3分中火で炒める。水、チキンブイヨン、ローリエを入れ沸騰したら弱火にして、表面が軽くコトコトした状態で10分間煮込む。
- 味が馴染んできたらケチャップ、砂糖を入れ、さらに弱火で10分煮込む。
- ソースが1/3量ぐらいまで煮詰まったら生クリームを加え、塩こしょうで味を調える。火を止めて、仕上げにバターを入れ練りこむようによく混ぜ、みじん切りにしたピクルスを加える。
- 器に盛り、パセリのみじん切りを散らす。
料理制作・監修

寺地貴子さん
鹿児島市生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、鹿児島サンロイヤルホテルに入社。若手登竜門と呼ばれるトックドール料理コンテストで九州初の女性優勝者となる。
その後、東京やフランスの一流レストランで研修を積み帰国後、鹿児島市東千石町に完全予約制のフレンチレストランと料理教室を兼ね備えたTable de Chic(ターブル・ド・シック)を開業。
オーナーシェフを務める傍ら料理教室・短期大学非常勤講師、食育活動、フードスタイリング、テーブルコーディネートなど食の幅広い分野で活動。
HP/ターブル・ド・シック
寺地貴子さんのEssay
2歳を過ぎ、離乳食から幼児食になった娘の食事。ワーキングママにとって時短料理は魅力ですが、簡単に作れてもせっかくのうま味や栄養が抜けてしまうと意味がありません。

ある日の子育てごはん
離乳食も、「いかに素材の味をひき出し、おいしくするか」と考えた末に、塩気はかつおだしに、酸味はかんきつ類の果汁、甘味は加熱して生まれる野菜本来の甘さに置き換えて作るようになりました。
娘は料理に興味津々で、1歳半ぐらいからお手伝いをするようになりました。食材の知識や盛り付け、作る楽しみなどを興味を引くように教えています。
偏食気味になった時期も、自分で料理した物は喜んで食べていました。娘と料理を楽しみながら書きためている「子育てごはん」のレシピが、いつか多くの人の役に立てればいいなと思います。
「子育てごはん」の一部をインスタグラムで紹介しています。
インスタ/@tabledechic_cooking