
9月6日は「黒の日」。鹿児島の”黒”って何があるの?
9月6日は「黒の日」
鹿児島は「黒」の文化といわれるほど「黒」がたくさん。
そこで、県内のいろんな「黒」を探してきました。
黒鴨

鹿児島大学との産学研究開発から生まれた従来より大型の鴨。
締まった肉質に風味豊かな味わいが特徴で、血中の中性脂肪やコレステロール値を下げるオメガ3(α-リノレン酸・EPA・DHA)が豊富に含まれている。
取材先:日本有機
- 曽於市末吉町諏訪方4122
- TEL:0986-76-1091
薩摩黒切子

黒が映える独特のデザインに気品と重厚感があふれる。光を通さない黒ガラスはカットが難しく、熟練の職人が、ガラスを削る音や触感に頼って仕上げる。
気軽に購入できない価格だが、まずは「桜島盃」(21,600円)を贈り物や自分へのご褒美にいかが。
取材先:薩摩びーどろ工芸
- 薩摩郡さつま町永野5665-5
- TEL:0996-58-0141
クロマグロ

マグロの最高級品で「本マグロ」とも呼ばれる。
串木野市漁協のクロマグロは、アイルランド沖で10~11月に水揚げされたもの。海水温が低く波が荒い海域のマグロは、身が締まり脂ののりが良い。口の中でとろける味わい。
取材先:海鮮まぐろ家
- いちき串木野市上名3018-3
- TEL:0996-33-5015
黒毛和牛

和牛の代表格。遺伝的な特性で、霜降りの具合や肉の色味、締まりなどが優れる。
柔らかく、とろけるような食感とまろやかな味わいが最大の魅力。やきにく元太で提供する黒毛和牛は、懐に優しい価格で気軽に味わえる。
取材先:やきにく元太
- 鹿児島市中山町5204-2
- TEL:099-267-8845
黒こうじ

「黒こうじ」を使った焼酎は、芳醇(ほうじゅん)な香り、どっしりとしたコクとうま味が特徴。
沖縄の泡盛で使われる黒こうじを、“近代焼酎の父”と呼ばれる故・河内源一郎氏が研究。焼酎に適したこうじ菌が発見され、九州全土の焼酎の品質向上につながったという。
取材先:河内菌本舗
- 霧島市溝辺町麓876-15
- TEL:0995-58-2535
黒薩摩

鹿児島のシラス台地に堆積した鉄で作る釉薬が、渋い風合いを醸す陶器。茶わんや皿、黒ぢょかなど、庶民が使う器として親しまれてきた。
大河ドラマ「西郷どん」のさまざまなシーンに登場する黒薩摩は、荒木陶窯で作ったもの。
取材先:荒木陶窯
- 日置市東市来町美山1571
- TEL:099-274-2733
黒さつま鶏

父は日本三大地鶏のひとつ「薩摩鶏」、母は碁石のような模様の羽を持つ、通称“ごいし”の「横斑プリマスロック」。
そんな両親から生まれた「黒さつま鶏」は、脂ののりが良くジューシーな味わい。
取材先:カゴシマバンズ
- 霧島市国分広瀬1692-36
- TEL:0995-73-3374
黒カレー

真っ黒の「鹿児島黒豚黒カレー」は、整腸作用があると注目される竹炭の色。
さらに黒豚、黒ごま油、黒酢・・・と、鹿児島の“黒”の食材を使い、それらに合うスパイスで、うま味、酸味、苦味、辛味を引き出す。
取材先:薩摩藩古民家カレーテリア沙羅
- 鹿児島市郡山町2292
- TEL:099-298-3866
黒いお菓子

桜島の溶岩石を思わせるビジュアルのお菓子「黒桜」。
竹炭とブラックココアを練り込んだ生地に、カリッとした食感と苦みがアクセントのグリエドカカオ。ほんのり塩をきかせた黒糖キャラメルのバタークリームをサンド。
取材先:Sweet Sweets(スイートスイーツ)
- 鹿児島市上荒田町35-1
- TEL:099-298-1177
黒豚

約400年前に渡ってきたイギリスのバークシャー種が先祖で、体毛が黒、4本の足先と鼻、尾の先が白いのが特徴。
飼料にサツマイモを配合することで、締まりがあり、さっぱりとしたうまみの肉質になる。
取材先:コワダヤ
- 南さつま市加世田内山田80
- TEL:0993-53-2661
黒酢

霧島市福山町の黒酢は屋外に置かれたアマン壷の中だけで醸造されるため、長大な醸造期間が必要。
長期熟成が進んだ黒酢は味や香りの円熟度が増すことで美しい琥珀色となり、香りもよく味はまろやか、かつ芳醇。
取材先:桷志田・福山黒酢
- 鹿児島市伊敷1丁目2-12
- TEL:099-218-8345
しょうゆ

「鹿児島のしょうゆは甘い」・・・というのは、60年ほど前から。鹿児島の気候や料理、焼酎に合う甘さが好まれ、定着したのだとか。
サクラカネヨには、こうじ菌が生きている辛口の「生醤油」もあり、健康を気遣う人に人気。
取材先:サクラカネヨ
- いちき串木野市大里3868
- TEL:0996-36-3121