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郵便配達員/封書・はがき・荷物に込められた思いを大切に

郵便配達員 姫野舞さん

姫野 舞さん
鹿児島中央郵便局 郵便配達員(鹿児島市)

近年、インターネット通信販売や、オンラインのフリーマーケットの普及で個人向け宅配の荷物が急増。人手不足が深刻化する宅配業界では、配送運賃の値上げや、再配達を減らす対策といったサービスの見直しが進んでいる。

「ゆうパック」や「レターパック」などの宅配商品を扱う鹿児島中央郵便局も、荷物の急増が顕著だという。同局総務部は「サービスの見直しに着手するなど転換期を迎えているが、労働力に頼る部分は大きい」と、人材の確保に注力する。

送り主の大切な思い バイクにのせて走る

郵便物や小包の区分業務

担当エリアの棚にある郵便物や小包を、配達しやすいように区分するのも業務のひとつ

貴重な労働力を担う郵便配達員として14年目になる。配達するのは封書やはがきの郵便物だけでなく、化粧品や健康食品などの小包も含まれ、125ccのバイクに積む荷物は多いときで60kg。慣れないうちは転ぶこともあり「体じゅうあざだらけ」と振り返る。

円滑な配達のため、配達員は担当エリアの細やかな情報を把握する。今の担当は、9,772世帯(11月現在)が住む鴨池、鴨池新町、郡元、与次郎地区。学生も多く、住民の入れ替わりが頻発。一つの世帯から転居届が出ている1人分だけを転送したり、入れ替わる前後の住民の名字が同じだったりすることもあり、記憶力と判断力、手際の良さを求められる。

指定された時間に再配達へ行っても応答がなく、何度も訪れることになるケースも数知れない。「荷物を持って行き来しながら、どうして…と思ってしまう。そんなときは、送る人、受け取る人の気持ちを考える。預かったものを確実に届ける責任もある。つらい時は仲間や上司に相談し、助け合えばいい」と、チームワークの大切さを訴える。

経験を重ねて見えた次のステップと責任…

荷物を無事に配り終え、軽くなったバイクに乗って会社に戻るときは気分も軽快。達成感がやりがいだ。配達先での出会いに商機もあり、営業の最前線としても期待される。

これまで非常勤職員として勤めてきたが、今年4月、正社員に登用された。何度も上司や先輩に薦められるも避けてきた道だった。「体力や年賀状の販売活動など、ずっと続けられる自信がなく退路が欲しかった」。30代になり、将来を見据えて覚悟を決めた。新たなステージに立った今、目指すのは「女性局長」だ。

今年も年賀状の販売が始まった。何よりも気になることがあるという。「住所は最後まで正確に書いて」。毎年目立つのが住所の未記入。

宛先に記されている場所に届けることが規則のため、番地や号が抜けると基本的に配達ができない。「年賀状でつながっている縁もある。大切にしたい」と、使命感をにじませた。

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姫野 舞(ひめの・まい)さん
プロフィール

福岡県大野城市生まれ。親の地元・鹿児島市で育つ。鹿児島高校を卒業後に就職した歯科医院を1年ほどで辞め、2005年、鹿児島中央郵便局の非常勤職員に。営業成績、作業効率、接客態度が優れた社員として、10年日本郵便九州支社長表彰、11年日本郵便社長表彰を授与される。今年4月、正社員に登用。現在、鹿児島中央郵便局・第三集配営業部所属。鹿児島市在住。

今これに夢中です
「ユーチューブ」

動画投稿サイト・ユーチューブで動画を見ています。最近は魚釣りの楽しさを伝える「釣りよかでしょう。」に夢中。犬も好きなので、いろんな人が載せている愛犬の動画にも見入っています。ずーっと見ていますが、飽きません!

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