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巫女/おもてなしの心が基本。巫女舞の練習励む

巫女・上水流みおさん

上水流みお さん
(鹿児島県護國神社/鹿児島市)

人生の節目や転機に、祈りの場を訪れる人は多い。鹿児島県護國神社は、街の喧騒(けんそう)から距離を置き、四季の自然と石畳に包まれた場所にある。毎朝鳥居をくぐり、人の思いを受け止める境内に立つ。「緋袴(ひばかま)と白衣を着装し髪を後ろ一つに束ねると、厳かさに心身が引き締まる」

巫女となって3年。ピアスやつけまつげ、ネイルは厳禁で、「神前に背を向けない」など決まり事もある。日本伝統を象徴するような職場だが「おもてなしの心が基本という点で、一般企業と同じではと感じる」。

小説との出合いから、神話の世界へ

神社との出合いは小学生の時。少年の主人公が陰陽師として活躍するファンタジー小説のファンとなった。

高校に入り、修学旅行で初めて京都へ。「小説に登場する神々を訪ね歩くことが夢だった」。有名な神社を巡る旅を終え、就職活動を始めると、求人票に護國神社を見つけた。「好きな世界で働きたいと、迷わず就職先を決めた」

同神社は初宮参りの家族連れや、戦没者慰霊、憩いの場を求める近隣住民など参詣者が絶えない。お守り授与、出張祭典の予定確認など1日の仕事を終えると、巫女舞の稽古が待っている。

創建150年式典が待つ… 明年へ巫女舞の練習重ねる

祭典の際、巫女は太鼓や笛の音に合わせ扇や鈴を持ちながら神楽舞を捧げる。結婚式で奉納する「豊栄(とよさか)の舞」や、大祭で舞う「浦安の舞」など。雅楽に合わせた拍(はく)の取り方や、美しく見える腕の角度を毎日練習する。

県内や関東の神社で開催される研修会にも参加した。先輩職員から合格がもらえ初めて神前で舞うことが許される。「挙式の際、新郎新婦から『美しい舞をありがとう』と言われることも増えた。巫女は未婚の女性と定められており、今しかできない。経験を積みたい」

今年は創建150年の節目にあたる。来春開催される奉祝式典に向け、元宮内庁楽部の楽師の指導を受け、新たな創作神前神楽の練習に取り組んでいる。師走に入り、初詣の準備も始まった。「明年は元号も変わり、忘れられない1年になる。しっかり勤めが果たせるよう、準備を重ねたい」

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上水流みお(かみづる・みお)さん
プロフィール

鹿児島市生まれ。鹿児島女子高生活科学科卒業後入職し、3カ月間の見習いを経て現職。同神社は明治天皇の勅命で創建され、幕末期から現在まで祖国のために命を捧げた鹿児島の英霊7万7千余柱を「郷土の守護神、平和繁栄の神」として祀(まつ)る。

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「プロ野球観戦」

祖父や父が熱心な読売巨人軍のファンで、シーズン中は家族とナイター中継で応援します。今年は妹と公式戦を県立鴨池球場で観戦しました。中継ぎの宮國投手を応援しています。

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