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気象予報士/憧れの舞台で命を守る使命を果たす…

中俣美咲さん

中俣 美咲さん
KTS鹿児島テレビ(鹿児島市)

手作りのマスコットをあしらった棒で天気図を指し、予報を解説。ときには県内各地にある風物詩の映像を届ける。担当する番組「かごニュー」の一幕。

丁寧で柔らかな口調と笑顔に、これから迎える梅雨の煩わしさも吹き飛びそうだ。

 

祖父の背中を追い 夢をかなえる…

さまざまなデータで導かれる天気予報を解析して発表する気象予報士。目指すきっかけは気象台に勤めていた祖父にある。「なぜ雲ができるのか」「もうすぐ雨が降るよ」。祖父とはそんな会話が日常だった。

高校生のとき、鹿児島で気象キャスターとして活躍する女性の存在を知る。気象予報士の資格を持つその女性に憧れ、同じ道へ進学を決めた。

国家資格の気象予報士試験は、合格率4~5%という難関だ。初めて試験に挑んだのは大学3年のとき。参考書や通信講座で勉強に打ち込んだが、結実ならず。就職活動で「必ず資格を取ります」と宣言し、内定をつかんだ。

入社後はウェザーセンターへ配属。夢へ近づくも、仕事を覚えながらの勉強の毎日で、試験を受けても合格に届かない。何度も心が折れ、泣きながら勉強した。

そんなとき、資格を持つ先輩が励ましてくれた。「大丈夫。諦めなければ絶対に受かる試験だから」。その言葉に支えられ、前を向いた。入社から1年半の2017年に合格。6回目の挑戦だった。

的確な情報を伝え 命を守る仕事

大雨や台風など、命に関わる情報を視聴者に届ける使命がある。真っ先に伝えるべき情報は何か。どんな表現が視聴者の心に届くか。易しい言葉を使い、傘の必要性や服装のアドバイスを織り込む。

さらに地方局の気象予報士は、地域の地形的特性や例年の傾向を参考に、精度の高い予報を立てる能力も求められる。「各地に赴き、そこに暮らす人の声に耳を傾けています」。

地域に足を向けるのには別の目的も。「身近な場所がテレビに映るとうれしい。視聴者の気持ちに寄り添い、必要とされる情報を伝えたい」。テレビで見せる穏やかな表情の陰で、真摯な姿をのぞかせた。

原点には、大学在学中に2年間務めた日置市の「ひおきPRレディ」もある。「伝える仕事をしたいと、夢を再確認した経験です」

一途に夢見た舞台に立ち、今日も空を見上げる。

気象予報士資格について

財団法人気象業務支援センターが年2回実施する気象予報士試験(学科2科目、記述式実技1科目)に合格し、気象庁長官による登録を受ける。学歴や年齢などの条件は特にない。

 

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中俣 美咲(なかまた・みさき)さん
プロフィール

日置市伊集院町出身。2016年、鹿児島大学理学部地球環境科学科卒業、KTS鹿児島テレビに入社。17年に気象予報士資格を取得。現在、KTS鹿児島テレビ「かごニュー」月~水曜の天気コーナーを担当。エフエム鹿児島の「お天気Cafe」、鹿児島シティFMの「イブニングレディオ」にも出演中。

HP/KTS鹿児島テレビ

今これに夢中です
「フェルト手芸」と「バンド活動」

指し棒の先端に季節のマスコットを飾っていますが、実は手作りです。フェルトとビーズを使って自宅で作る時間が楽しいです。

昨年、社内の先輩たちとバンドを組み、不定期で演奏するのもリフレッシュタイムのひとつ。小学生の頃から吹奏楽部でパーカッションを演奏していたので、担当はドラムです。

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