この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

ライフスタイル
フェリアフェリア

ポニーメイツ/鹿児島の魅力をリスナーの心に届ける

脇野真衣さん

脇野 真衣さん
南日本放送(鹿児島市)

中継基地に電波を飛ばすアンテナを積み、県内各地を駆け巡る南日本放送(MBC)のラジオ中継車「ポニー」。

自ら運転して通信機材を操り、人、物、旬の情報を伝えるポニーメイツは1976年に誕生した。現在、43期生3人が活躍する。

 

手探りで見つけた夢

大学卒業後は横浜市へ。管理栄養士の資格を生かし、高齢者福祉施設の献立作りや調理に携わった。仕事に慣れたころ、迷いが生じる。「やりたい仕事って何だろう」。

進学や資格取得は「将来いいお母さんに。手に職を」と漠然としたものだった。進む道を模索した。

料理レシピを動画で配信する会社と縁があり、おいしそうに見える彩りや盛りつけ、忙しい人向けの時短レシピなど「会ったこともない誰かに喜んでもらう仕事」を経験。やりたいのは「伝える仕事」と確信し、帰郷した。

自ら舞台を整え発信

中継車に通信機材を扱う技術スタッフはいない。ポニーメイツ2人が現場に出掛け、アンテナを立てて電波を飛ばし、音声を届けている。

数分の時間で伝える情報は「準備が9割」。取材対象を探し、事前にインタビュー。原稿をまとめて本番に挑み、生中継ならではの臨場感を伝える。音声のみのラジオゆえ、表現の難しさもある。

「きれい」「おいしい」の言葉だけでなく、声色やしゃべるスピードを変え、ときには黙るテクニックで情感を出す。表現力を高めるため、感情を頭の中で文字にする習慣もついた。そうやって伝えた情報への反響は、リスナーの心に届いた証しだ。

失敗もある。「生中継の最中に話題が途切れ、2~3分の時間を残して担当コーナーを終えたことも」。番組を進行するパーソナリティーが話をつなげて難を逃れたが「しっかり取材をして多くの情報を引き出すことが大切」と痛感した出来事だった。

取材を通して、生まれ育った鹿児島に多くの魅力があることを知った喜びは大きい。「これだと思える仕事にようやく出合えました」

任期は基本2年。退任後にタレントやパーソナリティーとなる道もある。「情報を拾い伝える仕事を続けていくために、何でも挑戦したい」。ポニーメイツ2年目の夏。輝く目で未来を見据えた。

ポニーメイツになるには

毎年12月から1月に募集。応募要項はラジオ、テレビ、MBCホームページで告知する。普通自動車運転免許が必要。

 

set-CloseUp2

脇野 真衣(わきの・まい)さん
プロフィール

鹿児島市生まれ。鹿児島南高校、鹿児島純心女子大を卒業。看護栄養学部健康栄養学科を修了し、管理栄養士の資格を取得。横浜市にある高齢者福祉施設、料理動画メディア勤務などを経て2017年に帰鹿。現在、南日本放送(MBC)のポニーメイツ43期生として、ラジオ番組「モーニングスマイル」「城山スズメ」、テレビ番組「かごしま4」に出演中。

HP/南日本放送

今これに夢中です
漫画『キングダム』

登場人物たちが、それぞれの持ち味や特技など、長所を生かして成功する姿から学ぶことが多いです。既刊54巻(7月現在)。月に2巻ずつ購入と決めて、長く楽しめるようにしています。

こちらの記事もどうぞ

この記事のシリーズ Series of this article

Close up

鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

記事一覧を見る