この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

ライフスタイル
フェリアフェリア

企業主導型保育事業 副園長/手ぶらで登園、スマホも活用。家庭と連携した保育を

新内萩乃さん

新内 萩乃(しんうち はぎの)さん
おもちゃ屋さんの保育園(鹿児島市)

「企業主導型保育事業」は、企業が設立した保育所の運営を内閣府が助成する制度。認可保育施設と同等の利用料や職場近くの立地など、働く親が利用しやすい。

鹿児島市中町で創業から85年になる丸新玩具は今年「おもちゃ屋さんの保育園」を開設。経営する新内貴さん・麻子さん夫妻が人手不足を問題視し、長女の萩乃さんとともに働く親を応援しようと踏み切った。店舗の一部を改装した72㎡の保育所に現在6人の乳幼児が通っている。

児童養護施設で個性見つめた日々

高校生のとき、穏やかな人柄のスクールカウンセラーと出会った。ある日「先生は暇そう」と伝えると「暇そうに見えないと相談しづらいでしょう」と言われた。生徒を思いやり、あえてゆとりを演じる姿に憧れて大学は心理学科へ。

資格を生かせる仕事が児童養護施設だった。さまざまな事情により施設で暮らす18歳以下の子どもたちをサポート。自身が育った環境と違う世界に戸惑い、養護や指導に悩みもしたが、信頼関係を築きながら成長を見守った。両親から保育所開設を相談されたのは5年が経ったとき。「いつか家業を継ぐ覚悟はあった。その時期が早くなっただけ」と振り返る。

保育士とともに自己肯定感を育む

物事への愛着や自信は、自己肯定感で生まれることを前職で痛感した。「自分を大切にできる子どもに」と、毎日明るい言葉で褒めるよう職員全員が心がける。「心が満たされて、毎日がわくわくするような保育をしたい」と穏やかにほほ笑む。

入所できる乳幼児の数は、施設の広さや職員の人数で決まる。同園は現在、保育士5人と、子育て支援員を兼ねる調理師2人。「保育士1人につき預かれる子どもの数が少ないのも企業主導型保育事業の特徴。子どもの個性に目が届き、成長を支援できる喜びがある」。保育士を増やし0~2歳児12人の入所を目指すが、人手不足はここでも。保育士の確保が課題だ。

着替え用の服やおむつを備え「手ぶらで登園」に近づける。親が仕事の合間に子どもの様子を知ることができるよう、毎日写真付きで連絡。スマートフォンに送る。家庭と連携し、子どもの健やかな成長を見守る毎日だ。

set-CloseUp2

新内 萩乃(しんうち はぎの)さん
プロフィール

鹿児島市生まれ。広島三育学院高校卒業。福岡女学院大学で、認定心理士と社会福祉主事の資格を取る。鹿児島市の児童養護施設に約5年間勤務し、現職。

HP/おもちゃ屋さんの保育園

今これに夢中です
「温泉」

霧島の温泉が好きで、一人でも日帰り入浴や宿泊に出掛けます。温泉と水風呂を繰り返しながら3時間くらい入浴します。県外の友だちが鹿児島に来たときにも霧島を案内するようにしています。

こちらの記事もどうぞ

この記事のシリーズ Series of this article

Close up

鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

記事一覧を見る