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診療放射線技師/同僚に支えられ、家庭と両立し九州唯一の陽子線治療の重責を担う

竹原浩子さん

竹畑 浩子さん
メディポリス国際陽子線治療センター(指宿市)

体内の深い病巣にもピンポイントで照射でき、正常な細胞への影響が少ないという陽子線治療。新しいがんの放射線治療として注目されている。一部のがんでは公的保険の適用も始まり、「メディポリス」での治療例は今年で3000人を超えた。

一人一人に寄り添う 経験と患者目線

進路を決めたのは高校3年の時。幼少期、交通事故に遭った際に経験したCTやMRI装置に進路指導で改めて興味を持ち、資格の取れる大学への進学を決めた。

現在操作をしているのは、最先端の陽子線治療装置。九州で唯一設備が整っている「メディポリス」には、患者や勉強を兼ねたスタッフが県外からも集まる。診療放射線技師は、陽子線の照射ポイントを細かく調整する重要な役割を担う。「治療自体には痛みも臭いもありませんが、同じ体勢でいなければならないので、少しでも早く調整して負担を減らしたい」と、モニターを前に顔を引き締めた。

乳がん装置

乳がんの陽子線治療装置

2017年からは乳がん治療の臨床試験(第2段階※条件あり。参加には早期乳がんであることなど)も開始し、女性スタッフの需要は増している。「一人一人の状態に合わせて、少しでもリラックスできるように声をかけている」。どの体勢がつらいか、どこに負担がきているのかなど、経験と同性ならではの目線で患者に寄り添う。

支えられ乗り越えた 10年間のブランク

プライベートでは3人の子を持つ母親。育児のため、医療現場から離れ10年が経った頃、高校の同級生で同業の友人から勧められ入職した。充実感に満ちた明るい笑顔で、「ブランクや家庭との両立に不安はありましたが、みんな優しくて、子どもの体調が悪化した時も支えてもらいました」。

病院内では職種間の垣根はなく、“患者のため”のアイデアがさまざまな部署から寄せられる。定期的に開催される陽子線装置の見学会もスタッフの発案から生まれた。「仕組みを知ることで、疑問や不安を少しでも解消できれば」。ハロウィンイベントではマリオシリーズに登場するルイージに変装し、同僚と闘病中の子どもたちにあめを配って回ったそう。「つらいこともありますが、暗かった患者さんの表情が、治療を進めていくうちに明るくなったりと、うれしいことも多い仕事です」

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竹畑 浩子(たけはた・ひろこ)さん
プロフィール

指宿市山川町生まれ、99年指宿高校卒業。2002年熊本大学医療技術短期大学部の診療放射線技術学科卒業後、宮崎大学病院(約2年)、鹿児島大学病院(約2年)にて勤務。06年高校の同級生と結婚し、2男1女を出産。子育てを経て、16年メディポリス国際陽子線治療センターに入職し、現在に至る。

HP/メディポリス国際陽子線治療センター

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「走れる体づくり」

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