
今宵は『地どり食道 割箸』にて
ライター鯱の酒場放浪記(宮崎市高松町)
宮崎出張が多い知人が酔うたびに薦める。宮崎市の繁華街から歩いて5分ほどの、スーツ姿の男性客でにぎわう人気店だ。
メニューは「鶏たたき」(950円)や「鶏皮せんべい」(350円)などの鶏肉料理がメイン。宮崎名物「鶏の炭火焼き」の塩焼き(950円)を注文すると目の前で炎が上がり、艶のある黒炭をまとった骨付きの鶏もも肉が出てきた。
黙々と調理する店主の石川和宏さんは二代目。7年前、初代の同級生が病に倒れ、3日間の引き継ぎで店を守り続けたという。
20年ほど続いていた店には良質な常連客が多く、変わらない味と雰囲気は「お客さんに教えてもらった」と目を細めた。
視界に何かがちらつき、酒に弱くなったと実感していたら炭火の灰が舞っているだけだった。鶏肉をあぶる香りでビールが進む。弱くなったのは気のせいか。
この記事は2020年2月1日発行 南日本新聞フェリアに掲載されたものです。公開が遅れましたこと、お詫びいたします。
- 酒場DATA ※価格は税込み
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- ビール:生ビール/550円
- 焼酎:1合/350円~
- 飲み放題コース:なし
- 飲み放題のみ:なし
- ビールも飲み放題:なし
- 女ひとり酒レベル: 黒帯
- お手洗い:和式
※女ひとり酒レベルは、ライター鯱の主観です。
白帯 :女ひとり酒の客多し
紫帯 :ドアを開けば笑顔で歓迎
茶帯 :1回行けば、あら平気♪
黒帯 :女は度胸! 心が強いのか鈍感なのか