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公認スポーツ栄養士 | アスリートだけでなく、子供たちにも伝えたい

公認スポーツ栄養士 田畑 綾美

田畑 綾美さん
(KAGO食スポーツ/鹿児島市)

「目標を達成するには、ケガを予防してパフォーマンスを高められる体を今、作ること」。

8月、鹿児島南高校の男女バスケットボール部39人に講義した。簡易ヘモグロビン測定器で個々の貧血もチェック。

「中高生の3割はヘモグロビン量がアスリートの基準値以下。成長期を迎えた体はエネルギーや栄養素が不可欠」と警鐘を鳴らす。

公認スポーツ栄養士は競技者の栄養管理のため、栄養教育や食環境の整備を行う。食事で栄養を取れているか、どんな工夫で栄養を補えるか…。生徒に問いかけ、答えを導いた。

アスリート育む基礎、スポーツ栄養学

スポーツ好きの家庭で活発に育った。「食べることが好き」と管理栄養士の資格を取り、その過程でスポーツ栄養学を知る。自身も小学校からバスケットボールを続けるアスリート。

「エネルギー不足ではパフォーマンスも伸びず成長しない。食とスポーツは切り離せない」と公認スポーツ栄養士を目指した。

2013年、鹿屋体大でスポーツ栄養学を教える長島未央子氏から「学生の食環境を整えたい」と誘われ鹿屋市へ。翌年に立ち上がったのが、バランス栄養食を楽しめる「鹿屋アスリート食堂」だ。1年間で200品目ほどのメニューを開発。

公認スポーツ栄養士の資格取得に向け鹿屋体大の女子バスケットボール部と実業団の陸上長距離部の栄養サポートにも携わった。

スポーツ栄養を広め、価値を伝えたい

資格取得の道のりは険しかった。管理栄養士の資格を持ち、スポーツ栄養学を生かす経験か予定がある者だけが受験の前段階の講座に参加できる。「鹿児島国体を控え、資格が必要なステージにいることをアピールした」。

16年、長島氏とともにKAGO食スポーツを設立。「スポーツ栄養学は認知度が低く、栄養管理は後回しにされがち」と苦笑しながらも「大好きな食とスポーツで、今と将来にプラスのエッセンスを提供したい」と前を向く。

最近うれしい出来事があった。2年前に訪ねた中学校で「身長が伸びない」と悩む1年生の親がいた。再会すると「食事の記録を続けたら身長が1カ月で2cm伸びるように」と喜ばれた。

「行動に移し、継続してもらうことが本願。まだまだやれることはある」

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田畑 綾美(たばた・あやみ)さん
プロフィール

鹿児島市生まれ。鹿児島玉龍高校、県立短期大学を卒業。2012年に管理栄養士の資格を取得。鹿屋市保健相談センターで健康相談の業務に携わり、14年に鹿屋アスリート食堂の立ち上げメンバーに。16年、日本スポーツ協会の公認スポーツ栄養士の資格を取得。現在、KAGO食スポーツの取締役としてアスリートサポート、食環境整備、栄養教育などを行う。

今これに夢中です
「アク女」

月に1回講師を招いて、食、栄養、アクティビティを伝えるサークル「アクティ女子サークル#アク女」を4月に立ち上げました。今はオンライン講座のみですが、仲間、知識、経験がぐんと増えて、自分の世界が広がります!

鹿児島アクティ女子サークル

資格について

管理栄養士、公認スポーツ栄養士、日商珠算検定2級、普通自動車第一種免許

 

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