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消防局職員|職場初の産休取得、そして復帰。娘に見せたい働く姿

消防局職員 吉時美穂さん

吉時 美穂さん
(鹿児島市/鹿児島市消防局)

鹿児島市消防局に寄せられる119番緊急通報の救急通報は、年間約3万件。指令が入ると、職員は準備を整え、場所や患者の症状確認を行い現場に向かう。
その間、約1分。迅速な対応が生死を分ける。

2014年から救急救命士の救命処置範囲が拡大され、医師の指示の下、搬送中や現場で、命の危険が迫る患者への輸液(点滴)や低血糖患者へのブドウ糖投与など、できる処置が増えた。搬送した患者やその家族からの「ありがとう」「助かりました」の言葉が誇りだ。

救急救命士の夢かなえ、女性の頼れる存在に

テレビで見た、人命救助の最前線で働く消防職員に憧れ、救急救命士を志した。

「一番最初に駆け付け、救助する姿は格好良い」。専門学校で初めて人体について学び、想像よりも興味深い内容に夢は一層膨らんだ。救急救命士国家試験と公務員試験を猛勉強でクリアし、夢をつかむ。

救急通報の内容は、意識のない重傷者から、腹痛を訴える人、鼻血に驚いて通報する人などさまざま。「感染症などの危険を伴うが、最初に患者に接する仕事は責任も大きい分、やりがいがある」。

女性の消防局職員は10人以下と少ないが、活躍の場面は多い。「女性しか入れない場所でも気兼ねなく活動ができ、何よりも同性の隊員は安心できる存在。もっと増えたらうれしい」

念願の職場復帰、働く母の姿を見せたい

職場恋愛で結婚し、2人の子どもを育てる母。産休・育休を取得したのは、消防局内で初めてだった。

「家にいるとやっぱり仕事が恋しくなる」。協力的な夫や義母、理解のある上司や同僚たちに恵まれ、5年ぶりに4月から職場復帰を果たした。

「結婚しても仕事は続けられる。後に続く女性職員にレールを敷けたかな」とはつらつとした笑顔が頼もしい。

復職後に配属されたのは、火災予防や消防用設備の指導、防火・防災意識の普及啓発活動を担う予防課。初めての事務作業に戸惑うこともあるが「現場とは違う目線で仕事をすることができて新鮮。一件でも火災を減らし、命を守りたい」。

母親になり、今まで以上に命の尊さについて考えるようになった。「子どもが小さいうちは泊まり勤務はできないが、いつかは救急救命士として働く姿を子どもたちに見せたい」

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吉時 美穂さん
プロフィール

霧島市生まれ、国分高校卒業。福岡の専門学校へ進学し、在学中に救急救命士国家試験に合格。2011年鹿児島市消防局に入職。6カ月間の消防学校での教育・訓練を経て、救急救命士として、中央消防署吉野分遣隊、南消防署南本署救急隊・谷山北救急隊に配属。14年結婚、出産・育児のため15年から産休・育休を取得。長女(5歳)、次女(2歳)の母。20年4月から職場復帰し、消防局予防課予防係に配属。

今これに夢中です
「バレーボール」

娘の幼稚園で活動しているママさんバレーボール部に入部。同年代の子どもを持つママたちと楽しんでいます。高校生の部活動並みに汗を流し、息抜きしています!

今後の目標

目指すは自分の母のような「肝っ玉母さん」。救急救命士として現場に戻り、娘たちのかっこいいママになることです。

鹿児島市消防局からのお願い

鹿児島市消防局からのお願い

 

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鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

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