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田舎の土地・建物の相続を辞退するには | 弁護士の法律Q&A

Q

父の遺した遺言書に、三人兄弟の末っ子である私には、田舎の土地・建物を相続させると書いてありました。正直私は受け取りたくないのですが、辞退できますか?

A

相続人全員の合意により辞退するか、相続放棄の手続を取る必要があります。

法定相続人であるあなたに土地・建物を相続させるという遺言書がある以上、当然にあなたは当該土地建物の所有権を承継していることになります。しかし、田舎の土地・建物は、あまり価値がなく、他方で維持管理に手間と費用を要することも少なくありません。このような場合、せっかくの親心も負担になってしまいます。

これを辞退する方法としては、他の相続人と相談し、当該土地・建物を引き取ってもらうことが考えられます。ただし、遺言書と異なる分割をする場合には、原則として法定相続人全員の同意が必要となります。

そこで協議がまとまらない場合には、相続放棄の手続きを取ることになります。相続放棄の手続きは、単に相続を放棄する旨を表明すれば良いという訳ではなく、期限内に家庭裁判所での手続きをする必要があります。協議がまとまらないからといって放置しておくと、放棄は出来なくなるので注意しましょう。

なお、法定相続人以外の人が遺言書で特定の財産を譲り受けた場合(特定遺贈)は、いつでも放棄が可能です。例えば、知人の遺言書に「あなたに土地・建物を譲りたい」と書いてあった場合には、ありがたく受け取っても、辞退しても構いません。他の相続人の同意は不要ですし、期間制限もありません。

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法律Q&A

教えてくれた人

弁護士法人あさひ法律事務所 鹿児島事務所 牧瀬 祥一郎 先生

牧瀬法律事務所
弁護士:牧瀬 祥一郎さん

2017年4月より牧瀬法律事務所に名称変更致しました。過去の事例や費用についてご覧いただけます。
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