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霧島市横川 | 黄金と共に栄えた山あいの静かな町

霧島市横川町の山ケ野金山郵便局内に展示してある金鉱石

 

山ケ野金山と、大隅横川駅をめぐり、江戸時代から昭和の歴史に触れることができました。横川物産館よいやんせには、旬の野菜など地元自慢の農産物がたくさん!!(里)

山ケ野金山

金山近くにある山ケ野金山郵便局内には、金鉱石が展示(=写真上)され、山ケ野地区内には「山先役宅跡」や金鉱石をすりつぶした「大石臼」が残る。

山先役宅跡

山先役宅跡

大石臼

大石臼

※大切なお願い

山ケ野金山周辺の山中について

山中は縦坑などが散在し、転落・落盤の危険があります。

決して史跡マップのルートや標識からそれて立ち入らないよう、お願いします。

山中の縦坑【縦坑内は立入禁止】

山中の縦坑【縦坑内は立入禁止】

大隅横川駅

横川駅の駅舎で見つかった機銃掃射の弾丸や薬きょう、グラマン機の模型などが、霧島市横川総合支所に保管されている。

地元の戦争体験談を「機銃掃射痕が語る戦後70年」にまとめた、大隅横川駅保存活用実行委員会の愛甲信雄委員長。

「機銃掃射の跡」表示板と黒々とした二つの穴

「機銃掃射の跡」表示板と黒々とした二つの穴

機銃掃射の弾丸や薬きょう

機銃掃射の弾丸や薬きょう

グラマン機の模型

グラマン機の模型

委員長の愛甲信雄さん

委員長の愛甲信雄さん

横川物産館よいやんせ

県道55号沿い、とんがり屋根の建物が目印の「横川物産館よいやんせ」。

旬の野菜や生花、お茶などの農産物が所狭しと並んでいますよ。

横川物産館よいやんせ

横川物産館よいやんせ

 

ここから、ゆる旅スケッチの世界をお楽しみください。

平和の尊さ伝える駅舎

1903年肥薩線の開通とともに開業した大隅横川駅。現存する木造駅舎としては、同じ霧島市内にある嘉例川駅とともに、県内最古で国の登録文化財だ。第二次世界大戦中に受けた機銃掃射の跡が残ることでも知られる。

ホームの柱に機銃掃射の跡が残る大隅横川駅/イラスト:張 佐和子

ホームの柱に機銃掃射の跡が残る大隅横川駅/イラスト:張 佐和子

ホームに回ると一本の柱に「機銃掃射の跡」と記された表示板がかかっていた。表示板の上に二つ、黒々とした穴が開く。のぞくと、駅舎の白いしっくい壁が見え、15センチほどの柱を貫通しているのが分かる。

この1945年7月末、2回に渡った空襲では、横川中心街に火が回り死者を含む大きな被害が出たという。「米グラマン機の編隊に、小学生らが無邪気に手を振ったところ襲撃を受け、必死で竹やぶに逃げ込んだそうです」と、当時の証言を集めた大隅横川駅保存活用実行委員会の愛甲信雄さんが教えてくれた。

同委員会は身近な戦争を知り、平和の尊さを語り継ごうと、毎年駅で「平和コンサート」を開く。今年(2016年)は7月30日午後6時から、地元の子どもたちや霧島国際音楽祭の参加アーティストらが出演する予定。「駅はものは言わんけれど、多くの出兵を見送り、また英霊も迎えてきたんです」と愛甲さん。110年超を生きる駅舎が刻む歴史に、思いをはせた。(徳重里香)

大隅横川駅

  • 霧島市横川町中ノ39-1[MAP

大隅横川駅の「ぽっぽ市」

  • 開催日時/毎月第1、3日曜日、10:00~15:00
  • 問/大隅横川駅保存活用実行委員会(霧島市横川総合支所内)
  • TEL:0995-72-0582
  • P/50台

ここでいっぷく
あの偉人とも縁!! 黄金の郷

往時を偲ばせる役人宅跡

往時を偲ばせる役人宅跡

横川は、1640年に発見され日本屈指の産出量を誇った山ケ野金山のもと栄えた町だという。

横川駅から車で15分ほど、さつま町との境、山ケ野地区は狭い路地に石垣や武家門が残り、閉山した今もかつての繁栄を伝える。金山奉行所跡、金鉱石をひいた石うすなどの史跡がそこここに。

「明治時代には五代友厚の娘と結婚した五代龍作や西郷隆盛の息子菊次郎が鉱業館長を務めました」と地元の吉井詢さん。山中の坑口に立つと、ごつごつとした岩肌が囲む深い穴から、地下水の滴る音と冷気が流れてきた。

近くの山ケ野金山郵便局などに史跡マップが置いてある。散策は安全とマナーに配慮して。

山ケ野金山

  • 霧島市横川町上ノ
  • 問/山ケ野金山文化財保護活用実行委員会
  • TEL:0995-72-1596

山中の見学は転落、マムシなどに注意して、2人以上で。
初めての人は毎年3月にあるウォーキング大会への参加がおすすめ。

見つけた!
横川物産館よいやんせ名物「原木栽培しいたけ」

横川インターチェンジそばの県道55号沿い、とんがり屋根の建物が横川物産館よいやんせ。地元の生産者約150人が出品する旬の野菜や生花、お茶などの農産物のほか、総菜やふくれ菓子、加工品が所狭しと並ぶ。

横川物産館よいやんせ

横川物産館よいやんせ

名物は「原木栽培しいたけ」。収穫まで約2年かけたシイタケは毎朝採りたてがこだわり。肉厚で「一度食べるとやみつきになる」という。夏期は多少色が白っぽくなるというが、年中販売している。もちろん干しシイタケもおすすめ。各種の野菜レシピが置いてあるのもうれしい。

横川物産館よいやんせ

  • 霧島市横川町上ノ3411-2[MAP
  • TEL:0995-64-6088
  • 営/8:30~18:00(11月~3月は ~17:00)
  • 休/12/31~1/3
  • P/普通車30台、大型車4台
  • その他/バリアフリートイレ完備

 

霧島総局 藤崎 慎二記者

南日本新聞霧島総局記者
藤崎 慎二(50)が紹介する

霧島市のおすすめポイント

霧島市の魅力の一つは、多様な泉質と豊かな湯量を誇る温泉。特に国道223号沿いは日当山や妙見、安楽といった温泉郷があり、低料金で楽しめます。

横川にはJR肥薩線の霧島温泉、植村、大隅横川の各駅近くにそれぞれあります。横川を訪れた折りに立ち寄ってみては。

霧島市データ
  • 人口:126,938人(2016年6月現在)
  • 面積:603.68km2

霧島市横川のココがスゴい!

横川町は霧島市の北西部に位置する。地区の人口は4,348人、面積は約70.45km2。霧島山系に含まれ、山林が多い。中心街は金や木炭、伊佐方面の米の集積地としてにぎわったという。

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