この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

ライフスタイル
てぃーたいむてぃーたいむ

鬼塚 忠さん | 多くの人に本を読んでもらうことは、やり甲斐の一つ

出版エージェント・作家 鬼塚 忠さん

4人のスタッフで年間約80冊の出版に携わる(東京神楽坂のアップルシード・エージェンシーで)

自分も楽しみながら「面白い」作品をたくさんの人に届けたい。

◆ON “知らない世界を見たかった”

サッカーとマンガが大好きな子供で、本に描かれた世界に夢中になっていました。大学に入ってからは本を読みあさり、外国への好奇心を抑えきれず2年生の夏にはイギリスの語学学校に行きました。

卒業後も就職はせずに、働きながら約3年かけて40カ国余りを放浪。イスラエルでは住み込みの農園で重労働をしたり、インドで子羊をいけにえに供える様子を撮影したのが見つかり命からがら逃げたりと、日本では想像もつかないような経験をし、いろいろな人種や価値観に接することができました。

帰国後、南日本新聞夕刊で約2年にわたり「世界裏通りを行く」と題したコラムを連載したのが作家人生の始まりでもあり、旅の経験はかけがえのない財産です。

30歳のとき、海外作家の日本語翻訳権を販売する会社に就職しました。海外で出版された面白い本を日本で紹介する仕事は、新しい世界を届けているという高揚感がありましたが、日本からも海外に発信したいという思いが強くなり36歳で独立しました。

現在は出版エージェントとして作家のマネジメント業務を手掛けながら、自ら小説や脚本を書いています。発表した作品が話題になったり、多くの人に読んでもらえたりしたときの世間の反応がとても楽しく、やり甲斐を感じます。

鬼塚 忠 著/『花戦さ』

鬼塚 忠 著/『花戦さ』

2011年に出版した初代池坊専好と千利休の友情を描いた小説『花戦さ』が映画化され、17年6月に野村萬斎、佐々木蔵之介、佐藤浩市、中井貴一らの豪華キャストで公開予定なので、たくさんの人に見てもらいたいです。


出版エージェント・作家 鬼塚 忠さん

鬼塚 忠 さん

  • 出版エージェント・作家

1965年生まれ、鹿児島市出身。鹿児島大学水産学部卒業後、世界放浪の旅に出る。

帰国後はアルバイトを経てイギリスに本社がある海外作家のエージェント会社イングリッシュ・エージェンシーに勤務。

2001年、国内初の日本人作家のエージェント会社アップルシード・エージェンシーを起業、多数のベストセラー作家を育てる。自著が全て映像化された作家としても知られる(未公開を含む)。

代表作は『海峡を渡るバイオリン』『カルテット!』『恋文讃歌』など多数。

◇OFF “オンとオフ、逆転の発想で”

仕事を始めたとき「オン=仕事=きつい」「オフ=休み=楽しい」という考え方はやめようと決めました。自分が楽しいと思うことを仕事にしようと思っているので、リフレッシュや休養は特に意識していません。

映画を見て本を読むのが趣味であり仕事ですが、何よりワクワクする時間です。執筆中などはすっかり物語の世界に入り込んでしまい、想像を巡らすのが楽しくてたまりません。

徳之島の闘牛が好きで、以前は牛を所有していました。闘牛場での真剣勝負と応援する人の熱気は素晴らしく、徳之島の闘牛をもっと広くPRできたらと思います。

 

10問10答

Q
愛読書は?
A
『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦』三部作
Q
最近気になったニュースは?
A
沖縄の勝連城(かつれんじょう)跡からローマ帝国時代のコインが発見されたこと
Q
日常生活で心掛けていることは?
A
早起き、集中
Q
挑戦してみたいことは?
A
映画監督
Q
鹿児島で好きな場所は?
A
徳之島
Q
座右の銘は?
A
「悔いが残る」:
これは野茂英雄氏が現役を退くときに雑誌のインタビューで語った言葉。あれだけの選手でさえ、満足できないまま現役を終えたということが忘れられない。尊敬する人物だからこそ、同じ気持ちにはなりたくないと思って今を頑張っている
Q
マイブームは?
A
ピアノ、映画観賞、読書
Q
尊敬する人物は?
A
浅田次郎さん
Q
一番印象に残っている国は?
A
イスラエル
Q
10年後の自分は?
A
To be or not to be. 生きているか死んでいるか

こちらの記事もどうぞ

この記事のシリーズ Series of this article

私服=至福の時間

このシリーズは【私服=至福の時間】として、南日本新聞生活情報誌てぃーたいむに掲載されたものです。鹿児島ゆかりの方々に、仕事(ON)とプライベート(OFF)の楽しみ方について話を伺います。

記事一覧を見る