頑張る!鹿児島の企業 株式会社エルム

株式会社エルム・コンテナ型植物工場
青と赤のLED照明など自動制御されたコンテナ型植物工場「エコナーセリー®」の内部

鹿児島に残りたいけど、働き口がない―。昔からこう言って、たくさんの人が故郷を出て行った。でも、待てよ。果たしてそうだろうか。鹿児島に本社を置き、日本一、世界一の製品を造ったり、オンリーワンの技術で安定した経営を続けたりする企業はある。今話題の働き方改革に積極的な企業もある。今回はそんな企業の中で、南さつま市の株式会社エルムを訪ねてみた。

ものづくりの力で農業を変える

主力商品

「日本の農業を変えたい」とエルムが開発した「エコナーセリー®」は、農業先進国オランダでも高い評価を受けるコンテナ型植物工場だ。
船舶輸送などに多用される高断熱コンテナを利用し、LED照明や温度、養液などの内部環境を育成時期に合わせて最適に自動制御。育苗トレーの移動もロボットが行うなど最小限のスペース・労力で最大限の収穫を実現した。苗は成長が早く、キャベツの生育試験では一般苗に比べて収量が2割増となった。
国内外で7基が稼働中。コンテナをそのまま輸送でき、自然環境の厳しい海外からの問い合わせも多い。

株式会社エルム・中庭
亜熱帯植物が植えられ、くつろげる本社工場の中庭

こんなものもあります

株式会社エルム・光ディスク修復装置

エルムの売上高の5割近くを占めるのがDVDなどの光ディスク修復装置。世界37カ国のレンタル店などで使われ、高性能機種では市場をおおむね独占している。
LEDはテレビ撮影や手術用など業務用に特化し、太陽光と変わらない色が出せる他社製にはない製品を開発。グループ会社でハウステンボスの水中イルミネーションも手掛ける。
発電パネルが動く発電効率の高い太陽追尾型発電システムは約100基(計約5000キロワット)が全国各地で稼働している。

ハウステンボス 光と噴水の運河

株式会社エルム・宮原隆和社長

宮原隆和社長
鹿児島から世界を相手に仕事をして、ものづくりの楽しさとやりがいを若者に伝えたいという思いで会社経営に当たっています。日本農業が変わる今、地の利を生かし、当社の技術で変革の一翼を担いたいと考えています。

株式会社エルム
株式会社エルム・外観

電子回路・精密機械・ソフトウエアの技術を融合した製品を開発・製造し、国内外に送り出している。多数の製品がさまざまな賞に輝いているほか、経済産業省「地域未来牽引企業」(2017年)などに選定されている。
設立:1980年12月
資本金:4875万円
従業員:50人
代表者:宮原隆和
所在地:南さつま市加世田宮原2398
電話:0993-53-6930
関連会社:(農)エコナーセリー、カラーキネティクス・ジャパン㈱、Miraewon ELM Inc.(韓国)、ELM Europe B.V.(蘭)、ELM USA(米)

イベントカレンダー

企業説明会・オープンキャンパス等のイベント情報をご紹介

<< 2019年11月 >>
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1