情報に溺れそう・・・信頼できる情報に巡り会うには

南日本新聞メイン

インターネットの信頼度は下降傾向

若い人の多くは、物心ついた頃からインターネットが身の回りにあったのではないかと思います。初めて持った情報機器がスマートフォンだった、という人も多いでしょう。

情報を得たりコミュニケーションをとったりするための媒体のことを、一般的には「メディア」と言います。スマートフォンもメディアのひとつでしょう。その他にも、本、雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、固定電話などもメディアです。

では、これらのメディアの中で、人々が「信頼できる」と考えているものはどれでしょうか。

公益財団法人新聞通信調査会が行った調査によると、人々に最も信頼されているのはNHKテレビでした。次いで新聞。インターネットの信頼度は近年では下降する傾向にあります。若い人たちがよく接しているインターネットがあまり信頼されていないことは意外かもしれません。しかし、それには原因があります。

チェック回数が多いメディアを

メディア信頼得点

それは、インターネットの「手軽さ」によるものです。

一般的に、情報を発信する際にかかる「コスト」が高いメディアほど、信頼度は高くなると見ていいでしょう。ここで言う「コスト」とはお金だけではなく、時間、人手、手間などを含みます。

NHKテレビにしても新聞にしても、記者が取材して書いた記事が、そのまま私たちの元へ届くことはありません。他の記者によって二重、三重にチェックされます。それに比べるとインターネットで情報を発信するのは極めて簡単ですし、誰のチェックも受けなくてよい場合が少なくありません。

時事問題で読んだり見たりしたいメディア

新聞の活用法を会得しよう

このように、いずれも信頼度が高いNHKテレビと新聞ですが、それぞれに利点と弱点があります。特にテレビは、録画しておかない限り、後で活用することが困難です。

新聞に弱点がないわけではありませんが、情報活用という点では、テレビよりもずっと手軽です。

日本新聞協会パンフレット
日本新聞協会が発行している新聞に関するパンフレット

このコラムでは、次回以降、若い皆さんにとっては「古い」と感じられるかもしれないメディアである新聞の活用法を紹介していきます。信頼度の高いメディアから得た情報は、きっと、あなたの勉強・研究・ビジネスに大きな成果をもたらしてくれるでしょう。


勉強や仕事をしていく上で、「情報を集める」という作業は避けて通れません。しかし、ちまたに情報があふれる現代社会は、多すぎる情報のためになかなかほしくて信頼できるものに巡り合えない欠点も抱えています。このコーナーでは、鹿児島大学准教授の渡邊弘さんが、主に新聞を題材に情報の活用術を紹介します。

鹿児島大学准教授・渡邊 弘(わたなべ・ひろし)さん
渡邊弘・鹿児島大学准教授1968年、名古屋市生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科修了。修士(教育学)。
2016年4月から鹿児島大学共通教育センター准教授。
専門は、憲法学、法教育論、司法制度論。15年から17年に実施された大学入試センター試験の出題者。

このシリーズについて

ワタナベさんの情報活用術
ほしい情報をうまく入手し活用するための方法を鹿児島大学の渡邊弘准教授が解説します。

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