チームワークで物流支え、世界をつなぐ/志布志東洋埠頭

中野幸大さん
高さ16メートルの運転室でコンテナを積み降ろしするトランスファークレーンを操縦する中野幸大さん

志布志東洋埠頭(志布志市)

現業部コンテナ現業課係長 中野幸大さん(31)

博多、北九州に次ぐ九州第3位のコンテナ取扱量を誇る志布志港。その港を中心にクレーンなどの機械やトラックを使い、積み荷を運んだり自社の倉庫で保管したりして物流を支えているのが、志布志東洋埠頭(ふとう)だ。

扱うのは主に、東アジアや北米などが対象の輸出入品だ。品目は、稲わらや牧草などの畜産用飼料やタイヤ製品などの工業用原料、雑貨品、木材とさまざま。同港と博多や南九州各地間の輸送も担う。

トラックへの荷役の積み降ろしで活躍する大型機械「トランスファークレーン」の運転資格を入社3年目に取得した。運転室は地上16メートルの高さに位置し、運転席の足元はガラス張り。そこから下をのぞき込み、ハンドルを操って移動する。

コンテナの上に着くと、スプレッダと呼ばれるつり具をコンテナに固定し、ケーブルを巻き上げていく。うまくつかむには、数センチ単位の調整が必要だという。

コンテナは中身が空でも約2~3トン。地上から指示を出す「合図マン」と、無線で連絡を取りながら作業する。「安全第一。事故が起きないよう、現場では常に危険を予知して動くようにしている」と気が抜けない。

体を動かす仕事がしたいと思い、この職業を選んだ。入社から13年。同期はいないものの「職場の仲間とはプライベートで釣りに行くほど仲が良い」と社内の雰囲気は明るく、チームワークにも自信がある。

社員有志で参加した志布志市の「お釈迦祭り」
社員有志で参加した志布志市の「お釈迦祭り」

国家資格の「クレーン・デリック運転士免許」のほかに7種類の資格を持つ。4月から係長になり、コンテナ現業課に配属された新入社員の指導にも携わる。責任の重さを実感すると共に「自分が関わった荷物が世界を動くのは誇らしい」とやりがいを感じている。

同港は2011年に、国土交通省の「国際バルク戦略港湾」に選定された。現在、穀物のばら積み貨物の拠点として世界最大級の大型船も停泊できるよう、整備が進められている。「今後さらに取り扱う荷役が増えて、港がにぎやかになれば」

中野幸大さん
肝付町出身。2008年入社。5月に2人目の子どもが産まれたばかり。「パパとしてますます頑張りたい」

社長メッセージ

冨永超さん(52)
志布志東洋埠頭・冨永超社長

社の強みは、専用の機械や車両、倉庫などの充実した設備や160人超の豊富な人材です。5月には大型クレーンを1基増やし、今後、新倉庫も増設する予定です。
「お得意さまのニーズに応え、信頼される会社になろう」が理念です。総務部門やトラック運転手などでは女性も活躍しており、性別に関係なく元気でやる気のある人材を求めています。
今後もより高品質な物流サービスを提供できるよう、環境整備に取り組んでいます。「縁の下の力持ち」として生活に関わる物流を支えているこの仕事に、ぜひ興味を持ってもらいたいです。

会社プロフィール

志布志東洋埠頭
志布志東洋埠頭・外観

  • 所在地 志布志市志布志町志布志3267番地1[MAP
  • 業務内容 港湾運送業、自動車運送業、倉庫業など
  • 設立 1967年1月
  • 資本金 2000万円
  • 売上高 30億8100万円(2019年3月期)
  • 従業員 163人(男性130人、女性33人)
  • 平均年齢 43歳
  • 平均勤続年数 11.8年
  • 3年以内離職率 23.8%(17~19年度新卒)
  • 勤務時間 午前8時~午後4時半ほか
  • 有給休暇の平均取得日数 7.6日(19年度)
  • 月平均所定外労働時間 20.8時間(19年度、トラック運転手を含む)
  • 育児休業取得率 男性0%、女性100%(19年度)
  • 新卒採用者数 男性7人、女性3人=大卒3人、短大卒1人、高卒6人(20年度)
※南日本新聞2020年6月16日付掲載

このシリーズについて

うちのカイシャ
鹿児島県内でキラリと光る中小企業を取り上げ、そこで働く中堅社員が業務内容や働きがいなどを紹介します。

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